出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 甲骨文字に見られる原字は、「止」+音符「(⿰子冊) /*TE/」(「智」の古い異体字)から構成される形声文字。のち「冊」が省略され、「子」が「早」のような形で書かれるようになり「是」の字体となった。「かわぐつ」を意味する漢語{鞮 /*tee/}を表す字。のち仮借して「これ」を意味する漢語{是 /*deʔ/}に用いる。[字源 1]
- 『説文解字』では「日」+「正」と説明されている他、上部をさじの象形と解釈する説[字源 2]もかつてあったが、これらはいずれも誤った分析である。
- ↑ 范天培 『清華大学蔵戦国竹簡(肆)~(柒)字根研究』 国立台湾師範大学碩士論文、2020年、719-720頁。
- ↑ 郭沫若 「釈氒氏」 『金文余釈之余』 文求堂書店、1932年、35-37頁。
字典掲載
康熙字典 |
493ページ, 26文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
13859 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
4576 |
角川大字源 (1992) |
3844 |
講談社新大字典 (1993) |
6437 |
大漢語林 (1992) |
4474 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
858ページ, 6文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
2巻, 1497ページ, 5文字目 |